前回からだいぶ経ってしまったが、京都ハンナリーズのこと。

奈良戦以降、大分には連勝したものの大阪、島根、浜松と強豪との戦いは1勝1敗続き。
ついに首位の座を琉球に明け渡してしまった。といっても2位以上であればホームコートアドバンテージは得られるので、そこまで首位にこだわる必要はない。
勿論、レギュラーシーズン1位からの完全優勝が一番望ましいんだけど、今の京都にそれを求めるのはちと酷か。

さて、先週末はアウェイ滋賀戦。
前回の対決では格の違いを見せつけるような内容だったし、上述の通り2位以上は目指したいのでここは是非とも連勝しておきたいところ。

まず土曜日は、序盤は接戦で進むも、4Qの小島の連続得点を皮切りに一気に点差を広げ、63-76での勝利となった。
特にディフェンスが素晴らしく、滋賀の選手が1on1からドライブを仕掛けても、すぐさま近くの選手がカバーに入り、ゴール下に寄せ付けない。結果、滋賀はタフショットが増えたり、パスミスなどからターンオーバーを誘発させられていた。

そして日曜日、序盤から攻守において滋賀を圧倒、前半終了時に19点差をつけてワンサイドゲームと思われたが、後半滋賀が修正、マブンガの連続ダンクや岡田の3Pで一気に差を詰められる。
さらにタイレン、ケビンの両外国人のプレータイムが多くなったことで疲労が蓄積、終盤にパフォーマンスを落とし、残り2分で追い付かれる。それでも最後、タイレンがファウルで得たフリースロー3本をすべて沈め、滋賀の最後の攻撃も気迫のこもったディフェンスでシャットアウトし、辛くも77-74で逃げ切る形となった。

冷や冷やものの連勝となったが、その要因はやはりタイレン、ケビンによるところが大きい。
タイレンは二日間で48点、ケビンは44点と大暴れ。そしてゴール下ではリバウンドを取りまくり、獅子奮迅の活躍だった。
しかし、もう一人の外国人、モーゼスが二人の代わりになれない。
土曜日は12分で6本放ったシュートはすべて外れ(しかもリングにすら当たらないシュートまで…)、日曜日はほとんどプレータイムをもらえなかった。
モーゼスが一定のパフォーマンスをしてくれないと、タイレン、ケビンへの負担がますます増加し、肝心のプレーオフで勝ち進めない恐れがある。
特にケビンは日曜日は40分フル出場。さすがに終盤はスタミナ切れで、易々とドライブで抜かれるパターンが目立った。
プレーオフで勝ち抜くためにも、モーゼスに奮起してもらいたい。


では、この二日間の選手の印象。

#0 瀬戸山
相変わらずディフェンスが上手い。そしてオフェンスにも積極的に参加することが増えたのはいい傾向。
ただ、シュートセレクションがちょっと悪い。

#1 タイレン
ターンオーバーは多いが、それを補って余りある活躍。
日曜の終盤、フリースロー3連続成功は素晴らしい。

#7 薦田
プレータイム短め。ディフェンスは頑張ってたし、土曜は3Pも決めた。もうちょっとオフェンス頑張ってほしい。

#8 村上
土曜に足首を負傷。大事に至らないと良いが。

#9 小島
長時間のプレータイムで二日とも二桁得点。
オフェンスは積極的だし、しつこいディフェンスも効果的だった。
ただ、プレスに弱く、ボール運びやパス出しに難がある印象。あとボールを持ちすぎる感がある。

#17 日下
上手く狙ったスティールが効果的だった。3Pも欲しい。

#18 モーゼス
二日間存在感ゼロ。今後京都が勝ち抜くために彼の活躍は必須なので頑張ってほしい。

#19 徳永
ほぼ出番なし。

#25 佐藤
動きにキレがあり、不要なファウルやしょうもないミスもなく、プレータイムは短いがいい仕事をしていた。

#33 内海
相変わらず堅実なプレーでミスも少ない、安定した選手。インサイドで攻める姿が見れたがシュートは不発。オフェンスで爆発力が欲しい。

#34 藪内
PGとしてゲームメイク。しつこいディフェンスも効果的だったが、相変わらずしょうもないミスによるターンオーバーがあるので、改善してもらいたい。

#42 ケビン
二日間ゴール下を支配。ミスも少なく、今の京都の要だが、どんどんプレータイムが増えている。
さすがに休ませてあげたい。

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